石川県能登地方で固定電話やインターネット通信が利用できなくなる可能性 非常用電力の枯渇で NTT西日本
NTT西日本は2日、石川県の一部設備で非常用電力が枯渇する見通しだと明らかにした。枯渇した場合、電話やインターネットサービスが利用できなくなり、緊急通報もできなくなる可能性があるとしている。
枯渇の可能性があるのは、七尾市、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、志賀町の一部で、電力会社による送電が復旧しない場合、早ければ3日5時までに非常用電力が枯渇する可能性があるという。
北陸電力送配電によると、2日23時現在も県内の3万戸以上で停電が続いていて、復旧の見通しはたっていない。
地震の影響で、すでに珠洲市、輪島市、志賀町では数千回線が利用できない状況で、電源が復旧せず、非常用電力の枯渇が生じれば、影響はさらに拡大する見通し。
NTTの回線が利用できなくなった場合、携帯電話の基地局にも影響する可能性があり、被災地での情報伝達手段がなくなるおそれがある。(JX通信社/FASTALERT)