日産・スズキが販売の約52万台リコール セレナやエクストレイルなど 火災5件報告
国土交通省は27日、モーターに不具合があるとして、日産自動車が52万7491台を対象にリコールを届け出たことを発表した。実際に火災が5件、部分焼損が6件報告されているという。
対象となる車両は、平成22年から平成29年に製造された、日産の「セレナ」「エクストレイル」、スズキの「ランディ」で、計3車種。
日産自動車によると、アイドリングストップ機能のついた車両のECOモータにて内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがあるという。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。
また、今回リコール対象となった約52万台のうち約27万台のECOモータ式アイドリングストップ付車については、周辺部品に整備等でこぼれたエンジンオイル等の可燃物がある場合、 ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがあるという。(JX通信社/FASTALERT)