ANA エンジン点検のため計2412便が欠航 来年1月から1日あたり約30便を減便

全日本空輸は31日、エンジンメーカーのPratt & Whitney社が「エンジン内部部品の製造過程で、材料の処理に問題が発生している可能性がある」と発表したことを受け、2024年1月よりA320neo型機とA321neo型機に搭載されているPW1100G-JMエンジンの点検作業を開始すると発表した。

対象となるのは、A320neo型機が11機と、A321neo型機が22機の計33機。

この点検に伴い、2024年1月10日から3月30日までの期間で、羽田発着便を中心とした国内線・国際線あわせて計2412便、1日あたり約30便を減便するという。羽田や千歳/伊丹/福岡/那覇などを結ぶ、運航便数が多く、予約変更がしやすい路線を中心に減便が決まった。

国内線では、計2267便が欠航する。減便対象となる一部の路線では、提携航空会社のスターフライヤーやソラシドエアが134便の臨時便を運航するという。

国際線では、1月12日から3月30日までの羽田から青島を結ぶ計58便、2月16日から3月30日までの羽田とソウル・金浦を結ぶ計87便が欠航する。

エンジンの点検・交換作業に要する期間は、1台あたり250日〜300日程度になる見込みで、一部の飛行機が長期間にわたって稼働できなくなるため、3月30日以降も運航便数が減少する見通し。

最新の情報はで提供中