トヨタ クラウン・シエンタなど計29万台超のリコール 火災2件も発生
国土交通省は6日、トヨタ自動車が計29万1192台が対象となる2件のリコールを届けたことを発表した。
対象となる車両は、平成27年から令和5年にかけて製造された、トヨタの「シエンタ」「ポルテ」「スペイド」「カローラ アクシオ」「トヨタ カローラフィールダー」「クラウン」で、計6車種。
トヨタ自動車によると、1件目は、スタータなどの不具合として、スタータのボルト締付が不適切なため、ボルトが緩みが発生し、エンジンが始動不能となり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてる。この不具合で、実際に火災が2件報告されている。
2件目は、以下の3点の不具合が報告されている。
①運転支援装置の制御プログラムが不適切なため、ハイビームが点灯しなくなるおそれ
②後部座席左側ベルトのバックルの構造が不適切なため、リクライニング操作を行うと、バックルが損傷し、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれ
③プレス設備の管理が不適切なため、最悪の場合ディスクホイールが破損するおそれ
(JX通信社/FASTALERT)