米シカゴの空港でANA機とデルタ機が接触 ANA機の左翼端には「擦った跡」
Flightradar24に表示された日本時間15日のNH11便とDL2122便(機影は実際の位置とズレる場合があり、機体アイコンは実際の縮尺に準じたものではありません)
日本時間15日9時半(現地時間14日18時半)頃、米シカゴ・オヘア国際空港で、ANAの出発機とデルタ航空の到着機が接触する事故があった。
誘導路を走行していた成田行きNH11便(ボーイング777-300ER)の左翼端と、スポット(駐機場)に進入していたデトロイト発のDL2122便(ボーイング717-200)の尾翼が接触した。
航空機の運航状況を表示する「Flightradar24(フライトレーダー24)」によると、デルタ機がスポットに入るため左折した約2分後にANA機が同地点を通過していて、この際に接触したとみられる。
全日本空輸によると、接触時に客室内に特段の衝撃等は確認されておらず、ANA機はその場で停止することなく誘導路の走行を続けた。管制からパイロットに接触の連絡があり、出発を取りやめて機材を点検したところ、左の翼の端に擦った跡が確認されたという。
アメリカ連邦航空局が、両機が接触した原因を調べている。(JX通信社/FASTALERT)